生涯活躍のまち講演会が開催されました!

11月1日に生涯活躍のまち講演会が開催されました。講師はNPO法人「おらとこ」代表の野入美津恵さん。多くの地域の方々にご来場いただきまして、110席の椅子はあっという間に埋まり、会場は超満員でした!

社会福祉協議会 延原会長、笠木町長のご挨拶のあと、野入さんの富山型デイサービスの奮闘記はじまりはじまり~。

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野入さんは大山町で議員をされていましたが、行政がなかなか変わらない現状に「もう町のトップになるしかない」と、思い切って町長選に出馬されたそうです。結果は落選。しかし、町長選の公約の一つに「空き家を利用した福祉の拠点をつくる」というものがあり、公言したからには責任があると考え、落選した二日後に空き家探しをはじめました。 それからの野入さんの行動力には圧倒されるばかり。1月に町長選が終わって、3月にNPO総会を行い、5月には空き家改築を開始。こうして古い民家を活用した富山型デイサービス「おらとこ」はオープンしました。「人間はその気になればなんでもできる」野入さんのこの言葉に重みを感じました。

野入さんはご自身を「火付け役」とおっしゃっていましたが、会場のみなさんの中にも熱い思いが沸いてきた方が多くいらっしゃったのではないでしょうか。

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富山型デイサービスは、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスを受けられる場所です。こんな風景がよく見られるそうです。 看取りの段階に入ったお年寄りがベッドで横になっていると、同じ空間で生活をする幼児がお年寄りの手を握りにくる。そして、幼児はお年寄りがろうそくの火が消えるように亡くなる瞬間に立ち会う。当たり前の風景なのかもしれませんが、現代の日本では当たり前ではない風景です。 富山型デイサービスが地域に「いのち」や「共生」の大切さを伝えてくれるのです。

最後に、奈義型デイサービスに向けて野入さんより「一歩一歩できることから始めてください」とのメッセージがありました。野入さん、ありがとうございました!

(菅原)