飛島学園に視察に行ってきました!

ナギカラの菅原です。

11月21日に愛知県海部郡飛島村にある飛島学園に視察に行ってきました。 飛島村は、伊勢湾最北部に面する、人口約4600人の町です。平成の大合併で「合併をしない」ことを選び、「小さくてもキラリと光る飛鳥村」を合言葉にまちづくりをされてきました。 小中一貫教育を実践する場として、平成22年に飛島学園の学び舎が完成しました。学び舎を作るために、教育委員会、区長、PTA代表、保護者代表、議会代表、教師代表、学識経験者、設計者など、様々な立場の人々がワークショップを通じて意見を出し合いました。

飛島学園に到着したのはお昼。 甲田教育委員長(奈義町)、久野村長(飛島村)のご挨拶のあと、校内見学へ。わたしたちを出迎えたのは、全校生徒が一同に会して給食を食べている風景。圧巻です。

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小学一年生から中学三年生まで同じ空間でわいわいがやがやと給食を食べています。 飛島学園は、9年間を4-3-2に区分し、初等部を「基礎・基本期」、中等部を「充実期」、高等部を「発展期」と位置づけています。 小学生と中学生が同じ学び舎で過ごすことによって、いわゆる中1ギャップ問題が解消しました。また、小学校・中学校が連携することによって「地域の子どもを育てる」という意識が生まれました。

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大勢の大人が学校にやってきたので、興味津々の子どもたち。 「この学校のどこが好き?」 「みんなで給食食べれるところ!」 「体育館が大きい!」 笑顔が印象的な子どもたちでした。

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音響効果を得るため、天井や窓の形状が工夫されており、こんな眺めのいい音楽室だったら自然ときれいな歌声が出てきそうですね。

奈義町と飛島村は共通するところがいくつかあります。人口が一万人以下で、中学校・小学校がそれぞれ一校しかなく、「合併をしない」という選択をした地域。

飛島学園を訪れ、元気いっぱいの子どもたちの姿を見ることができ、飛島村のみなさんの教育に対する思いを感じることができました。 コンパクトな町ならではの、学校だけではなく、地域全体で子どもを育てる姿勢に感銘を受けました。