塩田幸雄・小豆島町長来町! 芸術文化とまちづくり

1月12日、塩田・小豆島町長が来町されました。小豆島町、奈義町ともに芸術文化によるまちづくりに取り組んでいます。江戸時代から続く農村歌舞伎、そこでしか体験できない現代アート、平田オリザさんによるコミュニケーション教育、いくつもの共通点があります。

小豆島町長1

まずは松神神社へ。奈義町も小豆島町も歌舞伎の文化を大切に受け継いできました。小豆島町の中山の舞台もいつか見に行きたいです。

小豆島町長2

続いて、奈義町が誇る現代美術館。小豆島はアートと社会政策の協働を実践する町です。アートの力を、教育、福祉、産業、観光などの地域課題につなげる取り組みをしています。歌舞伎と現代美術館がある奈義町が、子育て日本一になったり、在宅看取り率が岡山一になったりしたのも、アートの力が関係しているのかもしれません。

奈義町役場で意見交換会。 近年、小豆島町は芸術文化の中でも演劇に力を入れてきました。2013年には、役場に「演劇応援室」を設置し、24名の若手職員を配属したそうです。……すごいです。このような取り組みをしている自治体は他にないのではないでしょうか。演劇応援室は、その年の瀬戸内国際芸術祭で島民演劇「二十四の瞳」の上演を成功させました。

当時、演劇応援室を担当された社会教育課顧問・三好さんは、演劇活動を通じて感性を磨くことができ、コミュニケーション能力・即時対応能力が向上し、チームワークの形成に効果があったといいます。

町ぐるみで演劇に取り組むことで、映画「二十四の瞳」や映画「八日目の蝉」がそうだったように、映画や演劇作品が小豆島の魅力を発信し、さらに島民が演劇活動を通じてコミュニケーション能力を向上させることができる。小豆島再生への道の一つとして演劇が重要な役割を担っています。

自然と芸術文化が息づく小豆島町と奈義町。今後連携し、人口減少時代の希望となる創造的なまちづくりの実践がはじまります。

(菅原)