奈義町活躍トライアルデイズ「山視術(やまみじゅつ)」を開催しました!

こんにちはナギカラの長田です。

 

3月18日・19日に奈義町活躍トライアルデイズ「山視術(やまみじゅつ)」を開催しました。

対象者は「奈義町に関心のある人」「アートに関心のある人」「写真に関心のある人」。町内、町外からご参加いただきました。

最初のプログラムは特異点探索の説明。

今回のワークショップでは「上手で綺麗な写真を撮ること」を学ぶのではなく、「那岐山がいちばんきれいに見える場所(特異点)」を探索する過程を通して写真や場所についての理解を深めることを目的としました。

撮影までの過程を重視しているワークショップのため、一日目は徒歩で移動、二日目は移動範囲を広くするため自転車の貸出をしました。とは言っても、自転車の移動は参加者が目指すエリアまで。探索は徒歩でしてもらうようにお願いをしました。

参加者の方々が楽しんで撮影を出来るのか、普段とは違う撮影体験ができるのか、発表前までは少し不安に思っていましたが、結果としては紋切り型ではない参加者それぞれの特徴が出ている写真が集まり、発表は素晴らしいものとなりました。

例えばこれは、町民の方から那岐山を眺めるスポットをインタビューして撮られた写真。電線が入らず那岐山が見える場所を教えてもらったそうです。町民の方曰く「今日の那岐山はまあまあ」とのこと。この写真のポイントは、他者の視点を想像しながら写真を撮ったことです。自分以外の視点が入ることで、初めて見る風景が奥行きを持ったものとして感じられたのではないでしょうか。

ちなみに今回の会場は全編、奈義町現代美術館をお借りして開催しました。磯崎新氏プロデュースの素晴らしい環境でのワークショップ、参加者のみなさんの発表が良かったのも場所の力が影響しているのかもしれません。

 

他の参加者の方々の写真も面白い物が多く、話せることもまだままだ沢山あるのですが、今回はこれくらいにしておきます。

今後もよりバージョンアップした山視術を開催したいと考えていますので、よろしくお願いします!