高校生の夢を開く!東大生と高校生&保護者との交流会

825日(土)~26日(日)に、昨年度に引き続き、東京大学の学生サークルFairWindのみなさん8名が奈義町に来てくださいました。

25日(土)夜は「この夏、大学生と考える!キミのこれから」と銘打っての奈義っ子高校生との交流を実施。県内7高校から9名の高校生が参加しました。

大学生がパネラーとなっての自己紹介的パネルディスカッションの後、少人数に分かれての懇親会な交流を行い、最後に高校生の将来の目標や夢を開拓するワークショップ、という流れで行われました。

大学生も高校生も双方緊張気味の雰囲気で始まりましたが、まずは大学生がパネルディスカッションで自分のことを語る中で、徐々に緊張はやわらいでいきました。高校生当時はどう考えたり行動したりしていたか、大学生として何をしているか、これから将来をどう考えていてどう行動しているのか、といったことが話されるのを聞いている内に、東京大学の学生といっても、どうやら自分たちと同じような人間らしい?!と親しみがわいてきたようです。

少人数に分かれての交流タイムでは、パネルディスカッションでの話に対しての質問やら、逆に大学生から高校生へ対しての質問からもやり取りが行われることで、同じ人間らしい?!というところから、人間だ!という認識と親しみを確信できるように至ったようです。

そうやって場の雰囲気がやわらぎ盛り上がる中で、高校生の将来の目標や夢を開拓するワークショップに移りました。高校生がワークシートへ目標や将来の夢を記入したり、記入するのに悩んでいるところへ、大学生が質問をしていきます。その質問の核心は「あなたは本当はどう考えているの?」「それはあなたにとってモチベーションが上がるものなの?」といったものでした。

日常生活の中での視野よりも外側から与えられた刺激によって、高校生は最初は戸惑いながら、しかしだんだんと自分が本当にワクワクすることはこんなことだ、こんなことがしたい!と盛り上がって記入が進みます。おもしろいことに、見学や取材に来ていた周囲にいる大人たちもニコニコしながら盛り上がって参加していきました。

終了後には、「東大生っていっても普通の人間だった」「普段ではしたことのない発想をすることができた」「勉強って楽しそう」といった感想が聞かれました。

26日(月)午前は「大学生と語る ! 子どもの将来(ミライ)」と銘打っての保護者との交流。大学生とのグループとの交流ののち、一対一との懇談を複数重ねるといった、内容の濃い時間となりました。

参加された方からは、「保護者としてどうやって接したら良いのかのヒントをもらえた」「子どもの悩みについて心配していたが、ものの見方や考え方によってとても楽になれた」といった内容のお話をいただくことができました。

日常では会う機会がない人と会う、ということによって刺激をもらい活力が湧く、という良い交流になったのではないでしょうか。

 (黒瀬)