奈義町CBPR研究がはじまっています!

48日に奈義ファミリークリニックにて、第2回奈義町CBPR研究ミーティングが行われました。

CBPRとは、「コミュニティの健康課題を解決し、コミュニティの健康と生活の質を向上するために、コミュニティの人々と専門職・研究者のパートナーシップによって行われる取り組み」です。奈義町の健康と生活の質を向上させることを目的に、医師、保健師、社会福祉士、生活支援コーディネーター、俳優、様々な職種のメンバーが集まりました。

前回のミーティングでは、奈義町CBPR研究のゴールを以下のように設定しました。
「閉じこもったり、つながりが失われている人たち(若い人から高齢者まで)が、自分たちの趣味や、役割を活かして、輝いてほしい。そして、地域のいろんな人とつながってほしい」
このゴールに向けて、メンバーは「奈義町地域支援型リサーチチーム」と「人生時代チーム」の2つに分かれて、具体的にどのようなアプローチをしていくか、といったことを話し合いました。

今回のミーティングから参加された方もいらっしゃったので、まずは自己紹介。
孫先生より自己紹介とともに、「いまの気分を表す漢字を一文字」というお題も。孫先生は四月に入って桜も開花したにもかかわらず、とても寒い朝だったため「寒」。ちなみに、私は朝、町内会の草刈をして汗をかいてしまったので、シャワーを浴びてからミーティングに参加したため「湯」。
和気あいあいとした雰囲気で研究ミーティングははじまります。

 今回は、それぞれのチームが作成した計画書を元に、具体的なアイディアを出し合っていき、今後半年間の展開についても話し合っていきます。

奈義町地域支援型リサーチチームは、まず名刺を作り、ロゴも作り、各地域の地域組織・事業所などで説明を行い、アンケートを実施する。
ちなみにロゴは、さと丸くんが虫眼鏡を持ってシャーロックホームズのイメージ、とのこと。目に浮かびますね。
このチームでは、「誰もがつながれる支援をします」をキャッチフレーズに、閉じこもり傾向のある方々に調査・訪問インタビューを行っていきます。

人生時代チームは、ちょいワルじいさんプロジェクトが現在取り組んでいる、「映画」をテーマにしたイベントと連携していくことになりました。ちょいワルじいさんプロジェクトでは、現在、ミニイベントを企画しており、その一つに映画上映会、もしくは映画について語り合う会、というものがあります。
高齢男性が奈義町でかつて観た映画やかつてあった映画館について語り合ったり、その映像を観たりして、それぞれの人生や時代に思いを馳せようという企画です。単なる映画をテーマにしたイベントではなく、映画によってそれぞれの人生や時代が見えてきたら、地域に活力を生み出すものになるのではないか。
人生時代チームでは、高齢男性だけではなく、若年層の閉じこもり傾向のある方々に向けたイベントも準備中です。こういったイベントを行い、それぞれアーカイブをしていきます。

次回のミーティングは6月。6月までにはそれぞれのチームも動き出して何か報告ができるかもしれません。

健康や生活の向上を目指したCBPR研究、奈義町の強みである芸術や文化を活かして、わくわくした取り組みが始まっていきそうです。

(菅原)