ちょいワルな囲碁ボール大会、開催!

4月25日(水)10時から奈義町社会福祉協議会にて「ちょいワルな囲碁ボール大会」が開催されました。今回のイベントは、ちょいワルじいさんが企画したミニイベントシリーズの第一弾です。

まず、ちょいワルじいさんメンバーの黒田さんによるご挨拶。
「これまで奈義町は『心の豊かな町』として『一世帯一作品展』などを実施してきました。現在、高齢男性の閉じこもりなどの課題が出てきて、こういった問題にもやはり『心の豊かさ』が重要であり、まずは高齢男性が楽しめる場づくりをしようということで、今回のイベント企画が立ち上がりました。」

続いて、粟井さんによる囲碁ボールのルール説明です。
囲碁ボールは、囲碁にゆかりのある兵庫県柏原町にて“まちおこし”として考案されたゲームです。ゲートボールと五目並べが合体したようなゲームで、奈義町内でも老人会や地域サロンなどで行われています。

それでは5人一組のグループに分かれて囲碁ボール大会の始まりです。
グループに分かれたらそれぞれチーム名を決めていきます。第一試合は「ちょいワルチーム」と「チューリップチーム」、「菜の花チーム」と「山桃チーム」の対戦です。

今回は、保健相談センターの社会福祉士の有元さん、保健師の草加さんなど、若いメンバーも参加したのですが、この若いメンバーがとても苦戦していました。スティックでボールを打つのですが、その加減が分からず、力が入りすぎて碁盤の外に飛んでいったり、逆に力が弱すぎて碁盤まで届かなかったり。

地域で囲碁ボールを嗜まれている方々は安定感のあるプレーで、ゲームを盛り上げます。
スティックでボールを打って、五目並べを行うわけですが、すでに盤上の目におかれた相手のボールを当てて弾くこともできて、カーリングのような面白さがあります。

ルールも簡単で難易度も低い、しかし一筋縄ではいかない囲碁ボールは、老若男女で楽しめる素晴らしいスポーツでした。
みなさんとても盛り上がり、あっという間の2時間でした。

最後には表彰式。1位は「ちょいワルチーム」、2位は「菜の花チーム」。お楽しみの賞品は実用的でささやかなちょいワルグッズ、「バケツ」「ひしゃく」「軍手」です(笑)。

「地区で囲碁ボールをやっているけど、こうやっていろいろな地区の人が集まってやるのは、とても面白かった」「囲碁ボールがこんなに盛り上がるスポーツだとは思わなかった」「同じ町に住んでいるけど話したことがない人は沢山いる。今日知り合えて話せてよかった」「これだけ盛り上がったんだから年一回はもったいない。季節ごとに囲碁ボール大会できたら」等のご感想をいただきました。

最後にみなさんでお弁当を食べて終了。
今後、こういった、ちょいワルじいんさん企画のミニイベントを定期的に行うことで、奈義町を高齢男性が老いを楽しむ町にしていけたらと思います。

(菅原)