楽しくて豊かな、遊びの時間

1月13日にぽっかぽか演劇ラボを行いました。
この日は遊びを中心としたプログラムを行いました。前もって何をするかは決めずに、これまでのラボで行ってきた遊びの中から何をしたいかをメンバーに聞きながら、リラックスした雰囲気で進めました。

まずはスパイゲーム。
スパイゲームとは、スパイを一人だけ決め、話し合いだけでスパイが誰なのかを当てるゲームです。時間が来たら、全員でスパイだと思う人間を指さし、一番多くさされた人はゲームから退場します。スパイが退場になったら終了、スパイではない人が退場になったら続行です。
人に怪しまれたり、人を疑ったり、現実の世界で同じようなシチュエーションになったら人間不信になりそうですが、ゲームなので思う存分、人を疑います。誰かに疑われて過剰に「スパイじゃない」と主張するとますます怪しく思われるという悪循環。とても盛り上がりました。

スパイゲームを3ゲームやった後、「次は何をやろうか」とメンバーに聞いたら、高校生の男の子が、「ジェスチャーゲームをしりとりでやってみたい」と提案してくれました。

さっそく、みんなでやってみます。まず、一列に並んで、先頭から言葉を使わないしりとりを行っていきます。
最初のお題は「雪だるま」。
先頭の人は、雪が降って、それを丸めて、雪だるまを作る、というジェスチャーを行います。
それを見ている次の人は「あ、わかった!」。

普通のジェスチャーゲームであれば、それをまた次の人に伝言ゲーム形式で伝えていくのですが、今回はしりとりなので、次の人には「雪だるま」の「ま」がつくものを伝えなければなりません。
しばらく考えてから、ジェスチャーをはじめます。何かを持って、なでて、曲げています。
うーん、なんだろう。手品?

このように言葉を使わずに身体を頭を使ってジェスチャーをしていきます。高校生の彼から提案があったとき、果たしてジェスチャーゲームをしりとりでできるのか不安なそうな人もいましたが、やってみたら大盛り上がり。

しりとりはこの後、
「雪だるま」→「マジック」→「なかよし」→「しょうゆ」→「雪だるま」
と、まさかの最初と最後が同じ言葉という展開に。
※「マジック」の次が「なかよし」なのは、「手品」で伝わってしまったから

高校生の彼から「ジェスチャーゲームをしりとりでやりたい」という提案によって、ぽっかぽか演劇ラボのプログラムに新しい遊びが加わりました。
遊びの時間には自分が自分らしくいられるヒントが沢山詰まっています。これからもいろいろな遊びをして、ときに新しい遊びを生み出しながら、メンバーで楽しく豊かな時間を過ごしていきたいと思います。

(菅原)